漫画道具その1

こんにちは。

一通りプロフィールを幼少期から現在に至るまで書いてきたので
具体的な中身の話もしていきたいと思います。
「漫画技術」カテゴリでは技術論的な話をしていきたいと思います。
今回はいつも使ってる漫画道具を紹介したいと思います。

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原稿用紙

漫画専用原稿用紙があり、プロ・投稿用個人・同人誌用がある。
プロ用は原寸でA4、同人用は原寸でB5
大は小を兼ねるし、将来投稿・持込を考えているなら
プロ用原稿で大きな絵を描く練習もいる。
拘らなければどれでもいいといえばそのとおりですが、
材質や厚さなどの違いがある。
IC、デリーター、マクソンが主要なメーカーです。
私はマクソンの物を使用してますが、画材屋などでは置いてないところもあり、
ICのシェアが一番高いような気がします。
(アマゾンでマクソン見つからなかった)
昔はケント紙に自分で採寸して定規で引いてたというから良い時代ですw

アイシー マンガ原稿用紙 B4 厚135kg IM-35B

シャーペンor鉛筆

主に下書き用。
印刷に出ないように水色の鉛筆やシャー芯を使う方もいらっしゃいますが、
薄くて描いてる感がなく、僕はベーシックな黒で描いてますw
筆圧が高めなので柔らかい0.5の2Bを使ってます。
基本的にシャー芯は細いので
強く描きすぎると原稿に後が残ってしまいます(´Д`;)
鉛筆はその点優れてますが、
シャープな線が出にくく原稿が黒くなりすぎたり・・・
ここは好みで使い分けですね。
宮崎駿の「風の谷のナウシカ」鉛筆で描かれたり
印刷技術の上がった現代ではそのまま清書にすることも可能ですが、
業界的には異端でしょう。

uni カラーシャープ替芯 ミントブルー U05202NDC.32 シャープペンシル

つけペン

清書用一般。
デジタルが浸透してきてはいますが、
業界的にはまだまだ主流で持ち込みでもアナログが歓迎されます。
つけペンは慣れが必要で、最初は使いにくいですが、
ミリペンよりも表情がつけ易いのでプロ作家を目指すなら絶対使える方がいい。

ペン軸

ペン軸はGペン(カブラペン)と丸ペン両方使えるものと
それぞれ専用のものがある。
メーカーによってペン先との相性はありますが、それ以外は大差ないと思います。
昔は長めのものが多く、折って使うなどしていたようですが、
今は長さも適度なものが出てます。
フリーサイズタイプ一本あれば事足りますが、
ペン先の付替えがめんどくさいという人は何本か持ってもいいと思います。
自分はタチカワの小ぶりでノーマルなタイプと
グリップのあるタイプの2本を使ってます。(キャップ付きが便利)

タチカワ フリーペン軸 T-40

ペン先はいろんな種類が出てます。
タチカワ・日光・ゼブラ三大メーカー

Gペン

最も一般的なペン先。
柔らかく、力の入れ方で強弱ある線が書ける。
さいとう・たかをを始めとする劇画家が好んで使い始め、
スピードを要求される週刊漫画の歴史を経て主流となった。
タチカワの使ってます。

タチカワ ペン先 T-3 Gペン 3本入 T3-3

丸ペン

背景や服のシワなど細かいところに使われるペン先。
Gペンよりも固く、強弱はあまりなく細い線がかける。
使った感じがGペンとも違うのでちょっとコツが要る。
繊細な描写が必要な少女漫画家さんが多用している。
日光の使ってます。

日光 コミックペン先 N-丸ペン 2本入り N659-2

カブラペン・サジペン・タマペン

この三つは名前が違うけど一緒のものです。
メーカーによって呼び方が違うのかな?
Gペンと丸ペンの中間ぐらい硬さ。
劇画より前の時代はこれが主流だった。今でも愛用している人が沢山いる。
どちらかというとアニメ寄りな均一な線が引ける。
人によってはGペンよりも使いやすいかも。
ゼブラのを使用。

ゼブラ 漫画用ペン先 タマペン No.120 10本 PT-6B-C-K

インク

つけペンを使うなら必須のインク。
伸びのあるタイプ速乾性のあるタイプに二分される。
これは使い分けしてる人は少数と思うので
自分の作画スタイルに合わせて選ぶしかない。
正直自分はあまりこだわりがないw
一般的にはPILOTの製図用インク(伸びのあるタイプ)が人気あるみたい。

パイロット インキ製図用30ml INK-30-DR 30ml 黒


描線は作風に大きく影響を与えるので、
作品テーマに考慮してペン選びすることが重要ですね。
近年はGペンのような入り抜きのある線よりも
均一で細い線が好まれるようです。
なのでミリペンやボールペンを主線に用いる作家が増えています。
次回はこのへんの道具も取り上げたいと思います。

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