ご報告。

…お久しぶりです(;^ω^)
気付いたら3月も終わって新年度も始まり、
もうすぐ6月。今年も半年が過ぎようというこの時期
今年初めての投稿となります…

今年に入ってからコロナウイルスのパンデミックという
人生で経験したことのない社会混乱が巻き起こりました。
感染症対策からコミケなど同人誌即売会も
相次いで中止に追い込まれたわけですが…
実は外出自粛のおかげでかえって創作活動が活発になっていました。

コミケ中止が発表された直後に
VR空間で行われる同人誌即売会
コミックVケットの存在を知り、
中止になった即売会の代替えイベントとしての価値を感じ
4月のプレイベントに参加。

プラットホームとしてVRChatを選び
始めてVRに触れるきっかけになりました。
こうして8月の本開催への出展を決める中で、
やはり単純に作品を出展するだけではなく、
VRならではの活動の仕方があるはずと感じ、
漫画などの2Dだけでは飽き足らず3Dモデリングに手を出して、
わずか一月足らずで自作アバターを完成させたり、
印刷所のエアコミケ企画に合わせて新刊を印刷したりと
コミケに出展できない異常事態であるにもかかわらず
今まで以上に精力的に活動をしていました。

ただこれらは全て同人名義の活動であり、
こちらのブログは長らく手付かずの状態で
3月までには整備するとしたココナラ含め
何もかも手が付けられていない状態となっていました。
元々漫画家を目指すとして始めたブログでしたが、
ここまで表立った活動ができていない状況からも察する通り、
正直、いわゆる「漫画家」には向いていないのでしょう…
昨年の記事で既にブログの路線変更はしていたのですが、
今年に入ってからはその傾向がどんどん大きくなっています。
つまり漫画家という職業に就くことがゴールではなく、
漫画は表現ツールの一種であるというマインドで、
目標としてはそれで飯が食えるかは二の次で、
週刊マンガ誌等の既存のメディアにとらわれない
自由で新しい創作プラットホームを作るということだったのですが、
はからずもコロナ禍の中でVRを発見することになったのです。
VRはテクスチャやキャラクター造形などで
平面的な漫画的技能も生かすこともでき
3D造形や音楽もこれに加わる
アニメに匹敵する総合芸術となれるポテンシャルを持っています。
だいたい漫画家って芸人と一緒で
一般的な職業らしき職業ではなくて
作品が出せなくても本人が名乗ってさえいれば漫画家なのです。
大した作品もないのになぜ漫画家を名乗るのかと言えば
その漫画家という職業が一般化されており、ブランドがあったからです。
しかし、今はかつてほどのブランドはありません。
スマホの普及と共に電子書籍や漫画アプリの登場で
漫画家の需要は確かに高まっていますが、
いわゆるジャンプ連載作家のような花形の漫画家は一握りで
新興の漫画アプリなどは安い原稿料で
漫画志望者を使い捨てるようなことが横行しています。
つまりかつてほど儲かるような職業ではなくなってしまったわけです。
現在漫画家は週間連載というスピードと共に
内容の正確さやクオリティにこだわるあまり、
アシスタントは当然のことながら
作家個人の作家性だけではなく、編集者や漫画原作者など
複数人で制作していくのが主流になってきていますが、
このご時世で集団作業自体が困難な状況となっています。
一方でSNSやPCツールの発達で出版社などを介さずに
作家自身が直接読者に漫画を届けて成功する人もいます。
こうした状況からも分かるように
漫画という概念自体が大きく変わろうとしているわけです。
現在の漫画のシステムも元はと言えば
手塚治虫がアニメ映画をやりたくて始めたものであるわけで、
基本に立ち返って漫画を見つめ直す時が来ていると思います。
漫画家、漫画家志望者という肩書を公的に名乗るべきか
その根本の部分から揺らいでいるわけですが、
なんでこんな発言をするのかというと
緊急事態宣言が解除された事もあって
6月末に現在の仕事を辞め、実家に戻り家業を手伝うことを決めたからです…。
東京ビッグサイトなどで行われる一連の即売会にも参加できず、
職業としての「漫画家」にもならないのなら東京にいる理由がありません。
しかしもう漫画は描かないという絶筆宣言がしたいわけではありません。
漫画なんて内容があれば一年に一作でもいいのです。
作品はいつでもどこでも出せますし、DL販売なら在庫もいりません。
さてこれからの話ですが、
同人名義の活動が夏までひと段落着いたので、
この勢いのまま残り1か月のうちに
こちらのブログでやり残したことを一つずつ潰していきたいと思います。
漫画を完成させてココナラの整備をする。
そして最後に復元されたトキワ荘を見ることも含めて
改めてトキワ荘跡地を訪問し、
自分の心に区切りをつけて東京を去りたいと思います。
先述のVR活動は同人名義となりますが、
実家に戻って家業を手伝うからブログ終了という訳ではなく、
戻ってからも創作漫画についてはこちらで投稿していき、
ココナラを通したイラスト製作などを副業として
地道に活動していけたらと思っていますので
もしまだ見続けてくださる方がいらっしゃいましたら
今後も宜しくお願いいたします!

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