経歴③中学生時代

漫画は「うる星」から入り、
「らんま」「犬夜叉」などの高橋留美子作品を始め

「聖闘士星矢」「北斗の拳」などのジャンプ作品も見るようになります。
「ONEPIECE」などの現行作品も見ていましたが、
どちらかというと古い漫画を好んでいました。

パロディ癖はまだ強く、この頃の象徴的な作品と言えば
「チン肉マン」というお下品漫画がありますw

 
年相応に下ネタを入れ始めますw

ある意味で漫画の表現自体にも思春期が訪れていました。

中学に進学すると一転、吹奏学部に入部します。
小学生時代は漫画イラストクラブに所属していたので、
『順当』に考えれば美術部に入るところでしたが、
1年上の兄が吹奏楽部に所属しており、
入学前から強めに勧誘を受けていたのに加え、
当時、美術部には女性部員しかおらず、
クラスメイトの男子2名も吹奏楽部に入部すると聞いて吹奏楽部を選びました。

トランペット担当となりそれから辞めることもなく3年間続けましたが、
部活動は漫画の時間が制限されるということでもありました。
兄は小学生時代に既に漫画を辞めると宣言し、
今まで描いてきた漫画を破棄し、音楽に没頭し始めたのに対して
自分はいつでも本分は漫画であると考えていましたが、
実際漫画をあまり描かなくなり、
兄弟に漫画を見せるという機会もなくなっていきます。

そんな中で中1の頃、一つの作品に出会います。
それが「機動戦士ガンダム」(ファースト)でした。
友人の勧めでビデオをTSUTAYAで借りたのがキッカケで、
大きな衝撃を受けて小説版やらムック本を買いあさり
一気にガンダムオタクになりました。
続けて劇場三作、Z、ZZ、逆シャアを見て、
子供の頃リアルタイムでやっていたWやXなどの平成シリーズや
ちょうどテレビで復活したSEEDに行くかと思いきや、
富野監督作品である「聖戦士ダンバイン」「重戦機エルガイム」
「装甲騎兵ボトムズ」「超時空要塞マクロス」など
80年代リアル系ロボットアニメを好んで視聴します。

こうした事で中学時代は80年代ロボットアニメの影響を受けた
リアル系SF戦争ものの設定やロボット、キャラなどのコンセプトアートを
誰に見せるということもなく、ひたすら描きまくる様になります。
まさにガンダムはまんが道のセカンドインパクトでした。

その創作の中心に置いていたのが
「メロディアン」という作品で
楽器をモチーフとした兵器が登場する宇宙ものでした。
(仮面ライダー響よりも前に描いてましたw)
吹奏楽と漫画という自身におかれた状況を融合させた作品です。


トランペットの練習中、ピストンがスペースコロニーに似てると気づき、
部活動中も妄想を膨らませ、
アニメにしたらこういう吹奏楽が流れるとかイメージをしていました。
(真面目に練習しろ!w)

絵柄は大きな変化がありませんでしたが、
「火の鳥」「ブラックジャック」などの手塚作品を買い集めたため、
高橋留美子に手塚治虫が加わり、
ただでさえ古かった絵柄はより古くなりましたw
しかしキャラデザの幅は広がったと思います。
こうした事で内容はハード路線なのに絵はギャグという特徴が生まれていきます。

音楽を続けていくという気はなかったので
中3になり、受験勉強のタイミングで再び、絵に目が向かいます。
この頃、いくつかの技法書や漫画家セットも買いました。
ここで初めてつけペンを手にします。
そして、滑り止め目的で私学の美術系の学校を受験。
学力よりも画力が優先されたので無難に合格。
先生からも勧められ、『順当』にいけばそちらに進学すべきでしたが、
当初ギリギリと言われた公立の普通科の高校に合格し、
またしても友人が多いということだけでそちらに進学します。
つけペンにも慣れず、その後も使われることがありませんでした。
漫画という一つの目的に向かって真っ直ぐ向かわずに
人生の節目節目で徨い続けます。

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