フジとサクラ。

『鬼滅の刃』『サクラ大戦』より

久々に版権イラストですが、
アマプラで今更ながら「鬼滅の刃」見ました!
時代設定が「大正」という事で「サクラ大戦」とのコラボイラストです。
※サクラ大戦は厳密には「太正」ですが…

鬼滅の刃純粋に面白かったので
あえて視聴を避けてたのがちょっと恥ずかしい…(;^ω^)
当サイトらしく作品の構造を分析してみると
まずはジャンプ漫画の王道の系譜をたどっているという事、
「ハンターハンター」などの影響が垣間見れる異能力バトルもの、
そしてその物語の背景にある絶望感、残酷さ
人を喰う鬼と戦うという基本プロット
こちらは他誌(月刊マガジン)ですが「進撃の巨人」の影響が感じられます。
やはり新時代の王道漫画と謳われた「進撃の巨人」の影響は
避けられないのでしょうね。

特オタ的な目線で見ると「進撃の巨人」「鬼滅の刃」の関係は
「ウルトラマン」と「仮面ライダー」の関係だと考えます。
壁の内側(日本)に迫ってくる巨人(怪獣)に立ち向かう特別作戦班(科特隊)、
そして巨人化する主人公(エレン=ウルトラマン)、
鬼滅ではこの構造を等身大に置き換えつつ場所を限定せず
闇に乗じて人々を襲う鬼(怪人)に立ち向かう
鬼化した妹を連れた剣士(炭治郎+禰豆子=仮面ライダー)といった具合です。
元々、仮面ライダーが滝和也や1号+2号などのバディものと考えても
我ながらよくできた仮説だと思ってますw
そう言えば鱗滝左近次(おやっさん)の育てた剣士は狐の仮面もかぶってたな…

そして面白いのは「大正」という時代設定です。
鬼が出てくるとなると戦国や江戸時代あたりを選んだり、
逆に思い切って現代にして読者に親近感を持たせたりしてしまいがちですが、
「NARUTO」の海外人気なども考慮したのか、
完全に近代化されていない、部分的に日本要素が残っている大正時代にする事で
独特な世界観が生まれています。
同じ刀を使う「進撃の巨人」が中世ヨーロッパ風だったので
差別化する意味で中世もヨーロッパも避けた結果かも分からないですね。

ちなみに完結している原作は見てないし、
アニメも刀鍛冶の里編がこれから控えている中で
語れることも少ないのですが、
個人的に炭治郎と禰豆子、兄妹の物語として見ると
「救いのある火垂るの墓」なんじゃないかなと思ってますw
昭和の清太が大正の炭治郎のようだったら少なくとも節子は死ななかったと思う。
明治や昭和と違って大正と言う時代のイメージが多少明るいのも影響してそう。

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